魚津三太郎塾第7期の12日目が開講。第7期3回目となる全体演習をおこない,塾生各自で構想してきた事業計画案をポスターの叩き台や資料に基づいたプレゼンテーションと質疑がおこなわれ,最終形となるポスター製作へ向けて内容や表現を精査した。今回の演習・討議の途中,文部科学省と同行していた富山大学理事らが視察に訪れた。
冒頭に,進行担当の伊串氏が,前回の演習を振り返りと今回演習のポイントを説明。今回の進め方について,各塾生の発表は3分の限られた時間で要点を伝えることを意識し,その後12分間の質疑と討議をおこない参加者の間で討議すると説明。
「地域や自社の課題設定が適当か?」「本業あるいは特徴・特技を活かしているか?」「売上げなどの具体的な効果は?仮説を立てているか?」「将来像は?方向性は?何を目指しているか?」をポイントに個別プロジェクトの精査を進めていく旨が伝えられた。
各塾生は,準備したポスター原案をもとに,各企業課題と地域課題解決となる事業プロジェクト案を発表した。発表後には各自のプロジェクト内容に関して塾生やOB塾生,オブザーバーなど全員で精査し活発な質疑応答がなされた。事業案の目的の明確化や魚津ならではの特徴など企画のポイントに関しての改善点や企画クオリティを高めるヒントなどアドバイスを受けた。
オブザーバー参加した富山銀行の斉藤氏は「どの事業プランも地域に必要とされる仕事で継続性につながるビジネスとなっている」と評価。富山第一銀行の稲垣氏は「各塾生とも自分の思いを吐き出していたのは良かった。対象となるお客様はどう思うかを意識して聞かせてもらった。修了式を楽しみにしている」と話した。
塾生たちは,今回の意見やアドバイスなどを活かしてプロジェクト内容を精査し,課題克服とブラッシュアップをおこない,自主ゼミや個別相談を経てポスターを作成へと取り組み,次回のポスター最終形でのプレゼンテーション演習へ臨む。