魚津三太郎塾第5期の14日目が開講,第3回目となる今回の全体演習では,塾生が構想してきた事業計画案をこれまでにまとめ上たポスターの叩き台に基づきプレゼンを行い,塾生間で討議し個別プロジェクト内容を精査した。
冒頭に前田氏から,今回の演習に参加するオブザーバーゲスト(たなべ未来創造塾,富山銀行,日本政策投資銀行)を紹介。本日の進め方と前回までの復習,ねらいと目標について説明。前回演習でのポイントと今後の演習の流れを示し,修了式で発表するポスター作成要領について説明。A1サイズで,演習シートなどを活用して事業内容をポスター単独で把握できるよう視覚的表示に工夫したポスターを作成することが最終的なアウトプットとなり,今後の全体演習や個別演習などを通じて現在の叩き台の状態から磨き上げて進めて行くことを伝えた。
今回の演習は,各塾生が構想する事業計画について発表。企業・地域の現状や課題,課題解決のための事業内容,展開内容や展望などを1人15分の限られた時間で伝え,その内容について質疑・討議を10分間行うという形で進められた。発表・討議のポイントは毎回同様に「地域や自社の課題設定が適当か?」「本業あるいは特徴・特技を活かしているか?」「具体的な効果は?仮説を立てているか?」「将来像は?方向性は?何を目指しているか?」「他力本願でなく,自らが実施する内容か?」に置かれ,塾生・金岡教授・事務局・オブザーバーから活発な質疑応答がなされた。金岡教授からは「魚津(地域)のどの部分に貢献するかを明確にするともっと良くなる」「これをやると人が集まる(集客する)ということが証明できればいい」など様々なアドバイスやヒントを与えた。
今回発表した塾生は,意見やアドバイスなどを活かして課題克服やブラッシュアップに今後取り組み,個別プロジェクトの精査を進め,ポスター最終形の作成へと取り組む。また,次回演習での発表予定者は組み立て方や表現法など参考にし次回発表へと備えた。